一月三舟
世の中、いろんな事があり、いろんな見方がある。いろんな人間もいる。豊川市議会議員:倉橋英樹のblogです。
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嘘のデータを作る行政、見破らない議員
 引き続き設楽ダム問題。
 設楽ダム中止を求める活動の中で、衝撃の事実が知らされました。

 今まで、水需要を過度に大きくして水不足を言っているだけだと思っていましたが、現在の供給量までも嘘を付いていました。

 水不足の計算は普通、以下のように求められます。

 「供給水量」 - 「水需要」

 ただし、「雨」が多く降れば田畑に(貯まるので)その分の水は使わなくて済みますから

 「供給水量」 + 「雨量の影響」 - 「水需要」  

 単純に言えばこうなります。
 「需要(必要量)」よりも「供給量」が大きければ、水は余分にあるということです。

 しかし、頭の良い(?)担当行政は以下のように計算しました。

 「将来の需要」 - 「過去の需要」 !?

 しかも、「過去の需要」の部分に、降雨量の多かった昭和47年の数字を使いました
 降雨量の多い年ですから、水田には水があふれ、豊川用水から水を引くことも少なかった年です。

 (例)
 水が要らない時の需要を100トンとします。
 水が欲しい将来需要を120トンとします。
 120-100=20トン

 この水がたくさん欲しい年の需要から、あんまり水のいらない年の需要を引いて何が分かるのでしょうか?何も分かりません。無意味な計算です。

 因みに、本来の豊川水系の供給能力など数字で示すとは以下の通り。

 豊川水系の開発済み供給能力は 19,710万t/年。
 「過去の需要」で出された数字は 16,688万t/年。
 設楽ダムで新規に開発する供給量は 1,300万t/年。

 設 楽 ダ ム は 必 要 で す か ?

 この事実は、愛知県への公金支出差止訴訟(裁判)で明らかになったことです。

 言葉は悪いですが、行政は平気で嘘を付くと見ていなければ、こういうものは見抜けません。
 今回の事実も、弁護士さんが需要集計票という別のデータを見ていたときに、「あ、あの数字と同じだ」と気付けたのですが、疑いの目を持っていなければ見過ごしていたでしょう。
 

 現在いる多くの地方議員は、総与党化しており行政をチェックする機能を失っている
 豊川市議会議員からは「行政を信用できないとはどういうことだ!」「失礼だ!取り消せ!」 などといわれた記憶もあります。

 議員の仕事の第一は、行政のチェックです。これは与党も野党も関係なく、一人でも出来ること。
 
 財政破綻した夕張市を見よ。
 仕事の出来ない議員は市民の為にも早々と退場して頂きたいものです。

 そして、行政が嘘のデータを作らなくても良い情況を作り上げていかねばいけない。
 嘘のデータを作らす為に税金を払っているわけではないのだ。

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 そういえば、設楽ダム事務所の水不足を訴えている
 事業概要の14ページ
にも「毎年のように取水制限が行われ」とあるが、それも大島ダムが出来る以前の古いデータです。
 国民を騙そうという意識が無ければ、こんな文章は書けません。

 実際には大島ダムの全面運用が始まった平成15年度以降、全国でもっとも渇水に縁が遠い水系の一つになっています。
 * 17年度の取水制限も、大島ダム放流という人為的な渇水でした。
 
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| 2010/02/07(Sun)15:30 |
| ダム建設問題 | comments(5) | trackbacks(0) |
<<議員の期末手当、掛け算が一つ多くないですか? │ ホーム │ 設楽ダム建設の為に、渇水させようとしている!?>>
データを見せられた時点で普通の人は信憑性が増し信用しますが、見る人が見ると節穴とはいきませんねwお見事としか言いようが無いです


行政が誰かに糸引かれているんでしょうかね?
│ びぅぃ URL #t50BOgd.[ 編集] │ 2010/02/10 04:29 │
普通は「行政が嘘を言う」なんて思わないですものね。

行政の嘘には、「政治家が決めた事を遂行するため」にされます。
議会が決めた事を拒否する事は出来ませんので、仕方ない所でもあります。

ただ、そこに自分たちの天下りポストの為とか、行政も甘い汁を吸い政治家と持たれ合っている部分もあるでしょうね。

でも、根本として政治家が「不要!」って決めさえすれば行政も従わざるを得ない。
そういう意味で最終的に、糸を引いているのは政治家ですね。

因みに東三河選出の国会議員に、「設楽ダムは不要」と言う議員はいません★
│ クラ URL #WiSUj39Y[ 編集] │ 2010/02/10 12:23 │
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│ #[ 編集] │ 2010/03/11 18:08 │
設楽ダムが必要かどうかとは別の疑問です。

宇蓮ダムは1949年に工事開始し58年に竣工している。
ダムは半永久だというのが国の考えだと思いますが、廃ダムにして設楽ダムに集約すべきではないかと思います。

ちなみに戦後まもなくの工事だと、かなり雑ですよ
建設後のメンテナンスも基礎なんて見れないですしね。
有能な人はほぼ戦死してますし、GHQも絡んできて、実際はどうか分からないんじゃないでしょうか

以上 まじめなコメントでした
ウリゼブル URL #-[ 編集] │ 2010/03/12 00:03 │
ウリさん、コメント有り難うございます。

【宇連ダムの寿命の問題】は問題としてあります。この点は、まさにその通りです。

ただ、設楽ダムでは代替ダムとしては不向きです。

第一に、設楽ダム建設地は地盤が弱く、予定地の右岸の地質は「非常に悪い」です。
いくつかの横坑は土砂が落ち、「危険だから」として見学不能にしています(頑丈な横坑もあり、そこだけ見学可能にして「地盤は頑強」とダム工事事務所は言っています)。
*現地を歩いてみると地滑りの跡が沢山見られます。

つまり、宇連ダムの耐久性以前に設楽ダムの耐久性が問題となります。


第二に、宇連ダムは天竜川水系からも取水しており、【豊川水系からの取水量だけでは不足】しています。
設楽ダムは、宇連ダムよりもはるか上流に建設され、標高差などからも水を回す事は不可能に近いです。つまり、川から供給される水の量が足りません。

集水面積で言うと三倍近い差もあります。
*宇連ダム174.47km2
*設楽ダム62km2

結局、設楽ダムの持続的な水供給能力は低く、宇連ダムの代わりにはなり得ないのです。


以上の二点から、設楽ダムに集約する事も出来ず、無用のダムとなっているのです。
│ クラ URL #WiSUj39Y[ 編集] │ 2010/03/14 01:52 │











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