一月三舟
世の中、いろんな事があり、いろんな見方がある。いろんな人間もいる。豊川市議会議員:倉橋英樹のblogです。
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設楽(したら)ダム建設問題
 設楽ダムは1962年に電源開発株式会社が発電ダムとして予備調査を開始したところからはじまり、反対運動などもあって昨年にようやく着工の目処が立ったところ。
 現在の設楽ダム建設目的は主に「治水」「利水」である。

 完成予定は2020年。
 予定総工費は2000億円。
 設楽ダム予定貯水量は9800万㎥。

 因みに、豊川水系のダムの現状有効貯水量は以下の通り。
 宇連ダムは2842万立方メートル。
 大島ダムは1130万立方メートル。

 馬鹿げた大きさである。

 必要性を検証してみる
* 「利水」について。
 既に年間約38,000万㎥の開発水量を確保している。
 これに対し、国土交通省の2015年需要予測が34000万㎥。
 設楽ダムの予定貯水量9800万㎥のうち、利水目的はたったの1300万㎥の計画である。

 年々、農地も人口も減っていくであろう未来の需要見通しはもっと低くなると思われ、利水目的では無駄遣いの一言である。


* 「治水」について。
 豊川水系の最上流部にダム建設するため、下流域の洪水抑制効果は小さい
 遊水池や貯水池の整備、間伐などによる森林手入れでも洪水抑制が出来るのだから、無理に無駄なダムを造る必要はないと思う。

 むしろ、山間部での間伐などが滞っており、森林保全問題がある。
 治水と森林保全とを合わせた効率的な予算配分こそ必要だ。


* 自治体・企業の裏の狙い?
 地元に雇用を!仕事を!公共事業で儲けたい!
 たぶん、こっちの方がダム推進の本当の目的だと勘ぐっている。
 実際、ダム建設と一緒に「公園を作ってくれ」だとか設楽町から要望も出ている。

* 私の意見
 無駄使いは止めてほしい。ダムを作れば、一時は雇用も仕事も企業の儲けも出るだろう。 しかし、税金の上昇は勿論、水道代もダムの建設費によって給水原価の上昇を招き、無駄に値上げされるだろう。
 下流域の自治体負担も億単位で課せられ、自治体の財政も圧迫する。

 未来のことを考えていただきたい。お金を使うべきところは別にあるのではないか?

 雇用も仕事も公共事業もダムじゃなくたっていいではないか
 利水・治水に効果のある「貯水池」「遊水池」を小規模でたくさん作ったらいい
総工費も安く出来るだろう。
 一つ辺りの工事費が安くなれば、費用に対する雇用効果もあがる。大規模工事が大手ゼネコンに仕事の美味しい所を持っていかれると思えば、地元企業が受注しやすい小さな事業こそ、自治体は推奨すべきだ。

 国からお金を引っ張るには大きな事業しかない、という反論もあると思う。
 他力本願、自分の町さえ良ければいいなんていう自治体運営では、自治体も国も駄目になる。

 予算を取ってきたものが出世するこの国の政治・行政は、もうやめにしなくてはならない。
 なお、設楽ダムには一応、下流域への流水量を一定にする流水機能もうたわれている。

 そして、「下流域への流水量を一定にする」メリットに、「綺麗な川にする」と国土交通省は言う。

 しかし・・・ダム湖では藻が大量繁殖するし、下流域河川は泥水化する。

 用水路など水量の変化しない川と水の満ち引き(?)がある川とでどちらが、恵み豊な河川であるかも想像に難しくない筈だ。


 予算取りのための言い訳としか思えない。。。
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| 2008/09/12(Fri)19:04 |
| ダム建設問題 | comments(0) | trackbacks(0) |
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